世間体がインド人を太らせる

先ほど帰国しました。

やはりインドは楽しく、おいしいものをいろいろ食べることができました。


しかし、どれもこれも油が多過ぎるということを改めて実感しました…


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サモサ・チョーレー
サモサ(じゃがいもを小麦粉の皮で包んで揚げたもの)をつぶして、豆カレーをかけたもの



インドで中流階級より上のクラスで40代以上の人で90%は太っています。

歩くのも大変そうにしている肥満体型の年配者をよく見かけます。


若い女性もガリガリのスーパーモデル体型より、少しふっくらしてる方が世間一般では良しとされています。


最近は都会を中心に美容に対しての考え方が変わってきて、やせている方が良いと思う若い女性が増えてきました。


でも、やはりまだ世間はふっくら系女性を好んでいます。


なぜでしょうか⁇


それは、インドでは肥満は豊かさの象徴だと考えられているからです。

ガリガリの身体はみすぼらしいとされています。


やせている人 = 貧しい人

というのがインドでの一般的な考え方です。

なのである程度の年齢の人がガリガリだと恥ずかしいのです。

逆に言えばそれだけ貧しい人が多いということです。


そんな考え方が浸透しているので、男性も女性も結婚したら一気に太ります。

太ろうと思っているわけではないと思いますが、

まるで身体の中に大きな風船を入れて膨らましたかのようにパンパンになります。


最近では若い人たちも肥満が原因で糖尿病や高血圧を患う人が増えているみたいです。

ひどいケースでは12,3歳の子供でもいるそうです。


今までの慣習にとらわれず、健康を意識した行き方をしていかないといけないのではと感じます。



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シク教徒のバス運転手(右)とアシスタント(左)