中国のお寺で精進料理を食べる
★今日の一品★
中国 陝西省 宝鶏 法門寺
境内のレストランの精進料理
油ギッタギタの中国料理
完全な内陸地帯で、特に甘粛省は乾燥した気候で常に喉はカラカラ、肌はガサガサでした。
乾燥していることが関係しているのかどうか分かりませんが、乾燥している地域、特に田舎に行けば行くほど油ギッタギタの料理が多かったように思います。
甘粛省 炳霊寺石窟の船乗り場
野菜は豊富だが…
ご存知の通り、中華料理は円卓にウェイトレスがところ狭しとどんどん料理を置いていきます。
意外と肉や魚料理は少なく、いつも野菜炒めが数種類出るのですが、その野菜炒めに使う油の量がものすごいのです。
大げさかもしれないですが、油が野菜そのもののの味を消すぐらいの勢いで、野菜を食べてるのか油を食べてるのか分からないという場合もありました。(全てではないです。)
仏舎利のある法門寺に行く…
上の写真でも紹介しましたが、陝西省の宝鶏という町にある法門寺というお寺に行く機会がありました。
仏舎利(ブッダの骨)が祀られていて、毎週土日と旧暦の1日と15日だけ公開されています。
上海からの参拝団が熱心にお参りしている。
仏舎利が本物かどうかはよく分からないのですが、上海のお寺から200名以上の人々が参拝に訪れていて、中国国内ではかなりの知名度があるようです。
その法門寺の境内のレストランで精進料理の昼食を食べました。
ここの料理は比較的油が少なく、食べやすかったです。
精進料理の味は…
上の写真は野菜炒めと一見ソーセージですが、大豆か何かを材料に使ったのだと思いますが、豚肉のソーセージそのものという感じの味でした。
他にも豚の角煮に似せたものもありました。
ご丁寧に脂身も「しっかりと」付いていました…
肉に似せたものを作るという時点で肉に対して未練があるということの表れですので、そういう食事は私自身は賛成できません。
肉が食べたければ本物の肉を食べる方が精神衛生上も良いと思います。
しかし、精進料理は油も少なめで、全般的においしかったです。
中華料理も気を付ければヘルシーフードも多い
中華料理は確かに油が多く、中国人も特に男性は太っている人が多いです。
しかし、野菜をふんだんに使ったものもたくさんあるので、ヘルシーフードもたくさんあります。
ワカメなどの海藻やキクラゲを使った前菜やにんじんやニラが入った、もしくは何も入っていないおまんじゅうもおいしいです。
各種饅頭
本場は素朴な味でおいしい。
精白した小麦粉を使っているのが気にはなりますが…