毎日、何歩歩いていますか?
前回のブログでお坊さんが太っている理由の一つとして上記のように「動かないから」と書きました。
私がご案内しているダイエットプログラムでは、運動で体重を落とすことはおすすめしていないので(食事管理のみ)、動かないからといって特に問題はありません。
しかし、お坊さんの運動量の少なさは一般社会人から見たら尋常ではないので、「動かない」というのも太る理由の一つです。
今日はお坊さんが動かない理由を3回に分けて書いていきたいと思います。今日はその1回目となります。
① 通勤がない
多くのお坊さんは自坊が勤務場所なので、一般的なサラリーパーソンなどのように毎日の通勤がありません。
毎日、電車通勤すると下のような感じで歩きます。
・自宅から駅 → 歩き
・途中の電車乗り換え → 歩き
・駅から会社 → 歩き
勤務中、電車に乗って外出する人はさらに歩く距離が増えます。特に東京、大阪などの大都市では、電車、地下鉄の乗り換えで結構な距離を歩く必要があったりします。
私も神奈川県の自宅から東京23区内に出ることが多くありますが、1日で10,000歩程度歩くことはざらにあります。
10,000歩は約300キロカロリーほど消費しますので、週に5日間10,000歩を歩いたとしたら、下記の計算のように1ヶ月で6,000カロリーを消費することになります。
1,500キロカロリー × 4週間 = 6,000キロカロリー
6,000キロカロリーの食べ物
「6,000キロカロリー」と言われても、たくさんのカロリー量だとは思うでしょうが、いまいちピンと来ないかと思います。
食べ物に置き換えると下のようになります。
りんご40個分 おにぎり30個分 カツ丼6杯分
こう見ると結構なカロリー量だということが分かります。
自坊内だけだと歩いても1,000歩ぐらいではないでしょうか。なので、通勤がないというだけでカロリー消費量はかなりの違いが出てきます。
もちろん自動車通勤で勤務先でも大して歩かないという場合は、通勤があるからといってカロリー消費量は少ないことは言うまでもありません...
歩くことを習慣づけるのは難しい...
日々の歩数が積もり積もってかなりのカロリー消費量になることは分かりました。
「じゃあ私も明日からウォーキングを始めるか!!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。体重だけでなく健康の維持管理の面でも素晴らしいことです。
しかし、これを習慣づけるのはなかなか難しいです。
「歩くために歩く」のは面倒です。寒かったり暑かったりすると億劫です。
毎日、電車通勤している人は「会社に行くために歩く」のであって、自分から好んで「歩くために歩く」わけではありません。
なので、私がご案内しているダイエットプログラムは運動で体重を落とすことはおすすめしていません。
「歩く」を含めて運動を習慣化するのはとても難しいからです。
住職専門ダイエットコーチ・上田公平
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