砂漠の中の農業先進国
イスラエルのホテルでの朝食ブッフェの風景
朝食、夕食はホテルのレストランで食べることが多かったのですが、野菜の種類の豊富さに驚きました。
イスラエル
6月にイスラエルに行ってきました。イスラエルというとまず治安の心配をされますが、全く問題ありません。
ガザ地区で交戦があったとかたまに報道で出ますが、国の端っこの方で、観光客はおろか現地一般人にも全然関係ないところです。
日本ではなぜかパレスチナ寄りの報道が多いので、パレスチナ・ガザ地区の惨状の酷さがクローズアップされ、「イスラエルは危ない」、「イスラエルは酷い国だ」というイメージを持つ人が多いのが実情です。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があるイスラエルでは世界中から巡礼客などがたくさんやって来て、特にパレスチナ人は観光産業に依存しているため、観光客に向けてのテロなどはまず行いません。特に聖地イスラエルで何かやったら本当に大変なことになります。
しかもイスラエルは世界最先端のIT技術を駆使した強力な戦力を持つことで知られています。男女共に徴兵制のもと兵役期間があります。
優秀な人は兵役期間中に軍で高度なIT技術を学び、兵役後はIT企業を立ち上げ、欧米や日本、中国といった国に売り込むという図式が成り立っています。
砂漠しかなかった土地
イスラエルの国土はもともと砂漠しかないところです。砂漠を開拓して街を作り、人が住めるようにしてきました。つい70年ぐらい前の話です。
今でも特に南部地域は砂漠だらけですし、植樹をすることはとても尊いことだとされています。今回の訪問で我々も植樹してきました。
⬆︎植樹をする同行メンバー
砂漠が農業先進国にした
イスラエルは砂漠だらけなので農産物は何も獲れません。そのため人々は試行錯誤を繰り返し、農業技術を高めていきました。
結果、今では世界有数の技術を持った農業先進国になりました。野菜、果物の種類は本当に豊富なのでベジタリアンにとっては天国のような場所です。(もちろん肉、魚、卵、乳製品もあります。)
農業をする人が減り続け、人手不足が問題となっている日本でもイスラエルの技術を学ぶために視察に出掛けたり、イスラエルの企業や団体と提携しているケースも多くあります。
イスラエルが日本の食料自給率を上げる⁈
イスラエルの技術を取り入れることにより、日本の農業生産性が上がり、農産物の収穫量が増え、ひいては食料自給率が上がることも大いに考えられます。
素人考えでは、日本はイスラエルより厳しい自然環境ではないので、そこまで難しいことではないような気がします。
もともと日本も品種改良の技術などはかなり高いものがあると思います。