ベトナムの食育は進んでいる

★今日の1枚★

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ベトナム・フエ市内のスーパーマーケットにて

ベトナム料理はパクチーを筆頭に香草ありきのものが多くあります。香草の豊かな風味と香りはベトナム料理には欠かせません。

 

経済成長著しいベトナム

 先週までベトナムに行っていました。 ベトナム共産主義国ですが、開放経済を採り入れており、近年、急成長しています。人口が9000万人以上いて、若年層が多いので、これからさらに伸びていくことがほぼ確実な未来の明るい国です。

 

 勤勉、手先が器用な人が多いので、最近人件費が上がってきた中国からベトナムに工場を移す企業も多いとのこと。

 日系企業の進出も進んでいて、日本主要都市からは日に何本も直行便が飛んでいます。

 

 概してベトナム親日的で、二国間は良好な友好関係ですので、今後もさらに深く関わっていくことになると思います。

 しかし、日本の「外国人研修生制度」での劣悪な労働環境で搾取されるベトナムの人々が多くいたり、あまり知られていませんが、戦時中は首都ハノイだけでも数万人の人々が日本軍によって殺されたという歴史もあるということは覚えておいた方が良いなと個人的には思います。

 

そんなベトナムにも肥満の波が… 

 以前のブログにも書きましたが、そんなベトナムも生活が豊かになり、ベトナムの伝統的な食べ物よりファストフードなどの欧米の食事を好み、肥満になっている人がどんどん増えているそうです。

 

 しかし、最近は肥満対策や食の安全といったことに関心を持つ人も多くなり、無農薬野菜や無農薬果物などの栽培も盛んになりつつあります。

 先日、滞在した時にも現地の新聞で無農薬野菜栽培についての記事がありました。

 

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幼稚園に貼ってあったポスター

  今年の夏にベトナムに行った時は、幼稚園の視察もしたのですが、ある幼稚園では食品ピラミッドのポスターが貼られていました。

 

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 このピラミッドは主に下記のことを示しています。

①米、パンなどの穀物、野菜、果物などの植物性食品はたくさん食べよう。

②肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品、甘いお菓子はあんまり食べない方がいいよ。

 

 このピラミッドはハーバード大学の教授などによって作成されたものですが、日本ではあまり使われていないようです。

  肉、魚、卵、乳製品の必要性がとても低くなっているので、関係業界からの圧力もあるのでしょう。

 厚生労働省は「食事バランスガイド」とかいうよく分からないものを勧めています。

 

 このポスターが貼ってあった幼稚園は園児たちに正しい知識に基づいた食育をしているのかなと思いました。そうであれば嬉しい限りです。