牛乳は危険な飲み物⁈
★今日の一皿★
ニューヨーク郊外、ある団体の施設内での昼食
- じゃがいも
- 野菜サラダ
- 茹でキャベツ
- 写真にはありませんが、洋梨
- お肉もありましたが、それは遠慮しました。
こちらの団体の施設内での昼食は今年3回目でした。毎日、朝・昼・夕と1000人分以上の食事を作っています。
そのぐらいの規模となると、大抵の場合、味は良くないことが多いですが、ここの食事は本当においしいです。
どれも味付けが素朴で、素材の味を活かしています。アメリカでこの様な食事を食べる機会はそうそうありません。
牛乳は神様扱い⁈
幼稚園、小学校、中学校は昼食の時間に牛乳を飲むことが半ば「義務付け」られています。
これは戦後から70年以上にわたって続けられていることです。
学校で牛乳を飲むことは当たり前過ぎて特に疑問など持たないかもしれませんが、幼稚園3年、小学校6年、中学校3年と12年間、毎日お昼に牛乳を飲まなくてはいけないというのは、よくよく考えると異常なことだと言えると思います。
牛乳ってそんなにすごいものなのでしょうか。
牛乳を飲めば背が伸びる⁈
牛乳を飲むと骨が強くなるとか、身長が伸びるとか言われますが、本当でしょうか。
私も小学校、中学校と毎日せっせと牛乳を飲んできました。しかし、大人になった今、父より身長は低いです。ちなみに兄も父より身長が低いです。
父は私たちよりたくさん牛乳を飲んだのでしょうか。私たちより高品質な牛乳を飲んで育ったのでしょうか。時代的にそんなことはまずあり得ません。
私自身の経験から牛乳を飲めば背が伸びると一概に言えないことが分かるかと思います。
その人の身長がどれぐらい伸びるのかは、生まれた時に既に決まっているとも言われています。
仮に毎日10リットルの牛乳を子供時代に飲んだとしたら、身長2mぐらいになるでしょうか。
牛乳は栄養豊富⁈
牛乳はカルシウム、たんぱく質、糖質が含まれており、完全食品という人もいます。骨が強くなり、背が伸び、筋肉も付くと言われています。
しかし、これらの栄養素は何も牛乳でなくても他の食品からも取れます。
しかも、牛乳に含まれるたんぱく質「カゼイン」は、生活習慣病、がん、アレルギーの原因および症状の悪化になると言われています。このカゼインが人間の身体に良くないことは、「噂レベル」ではなく、「周知の事実」です。
牛乳は糖質も脂質も多いので、脂肪が付きやすくなります。牛乳には食物繊維が含まれていないので尚更です。
また、牛乳を飲んで骨が強くなることはなく、逆に弱くなり、牛乳及び乳製品は、骨粗しょう症の元凶とまで言われています。
牛乳を飲むメリットはあまりない
牛乳や乳製品の味が好きでよく飲んだり食べたりするというのなら、それは個人の自由ですから、良いと思います。
特に好きではないけど、健康のために牛乳を飲んでいるのなら、今すぐにやめた方が良いでしょう。
健康を考えた時、牛乳を飲むメリットはほぼありません。それは頭に入れておいた方が良いでしょう。
日本では牛乳業界の圧力で、この様な情報を得る機会はかなり限られています。
なので、本来であれば牛乳は子供には飲ませるべきではないものだと私は考えています。
牛乳は牛の赤ちゃんのためのもの
牛乳は人間ではなく、牛の赤ちゃんのためのものです。牛の赤ちゃんが成長するために必要な栄養素、成長ホルモンなどが含まれており、人間の成長や健康を想定したものではありません。
人間は大人になっても牛乳を飲みます。しかし、母乳を飲む人はいません。これは母乳より牛乳の方が人間にとって良いものだということを意味しているのでしょうか⁈ 決してそんなことはないと思います。
飲むなら自然放牧の牛から出る牛乳
人間が飲むための牛乳は牛に対して虐待とも言える方法で育てて乳を出させます。餌も牛が本来食べるものではなく、早くそしてたくさんの乳を出させるためのものを与えられます。
こういった事実はなかなか伝えられません。
牛乳に対しての考え方を改めるのも1つの手です。
自然放牧させ、ゆっくりのんびりと草を食べながら育った牛が出す牛乳は栄養価も高く、人間にとっての害悪も少なく抑えられます。しかし、たくさん生産できないので、値段は高くなります。
自然放牧牛乳を生産している酪農家は、「牛乳というものは毎日飲むものじゃない。週一回ぐらい飲めばそれで十分だ」と言う人もいます。
今日書いた「牛乳についての真実」を知っておくだけでも、今後の人生、全然違ってくると思います。