貧困は肥満を生み出す⁈
★今日の一品★
ニューヨークのヴィーガンレストラン
- 大豆バーガー
- ケールのサラダ
ニューヨークには肉、魚、卵、乳製品を使わないヴィーガンのレストランがいくつかあります。
今回行ったのは宿泊していたホテルからほど近くにあったお店です。
↓お店のメニューです。
http://www.blossomdujour.com/Blossom-Menu.pdf
これだけのメニューが揃ったヴィーガン・レストランはまず日本にはありません。
逆に言うとニューヨークではそれなりに需要があるということでしょう。
ニューヨークの路上生活者は太っていた。
「恰幅の良い人は裕福」というイメージがありますが、少なくとも先進国において、その考え方は時代遅れになっています。
途上国の貧困の人は毎日の食べるものに事欠くので、痩せ細っています。太っている路上生活者やストリートチルドレンは見たことがありません。
一方、先進国では貧困な人ほど太っている傾向があります。途上国と違い、食べ物に事欠くという状況に陥る貧困者は多くないようです。
しかし、金銭的な余裕がないことに変わりはないので、食事にかける費用も限られます。そうなると必然的にハンバーガーやピザといった安いファストフードを食べることが多くなります。
先日、訪問したニューヨークは五番街やタイムズスクエアなど煌びやかな場所がたくさんありますが、そこには少なくない数の路上生活者がいます。
お金を恵んでくれということを書いた手書きのボードを掲げて座り込んでいます。
しかし、そういった人達は概ね太っています。
一方、ベトナムでは逆の現象が…
8月に訪れたベトナムではニューヨークとは逆のことが起こっていました。
昨今のベトナムは経済発展が著しく、富裕層、中流層が増えています。視察した幼稚園の月謝は日本円で4万円程度、さらに高いところもあるそうです。ベトナムで4万円といったら、かなりの金額です。
そんな中、経済的に余裕のある家庭の子供は肥満体型の子が増えているそうです。その理由はベトナムの伝統的な料理より、ハンバーガー、ピザ、フライドチキンといった欧米風の食べ物を食べる機会が増えているからです。
ホーチミンやハノイといった都会では、学校の帰りにファストフード店に入っておやつを食べる子供が多いそうです。
国によってファストフードの立ち位置が異なる。
アメリカでは貧困層はファストフードしか選択肢がないという場合が多いです。
もちろん貧困じゃない人もファストフードは食べます。トランプ大統領はホワイトハウスのキッチンにマクドナルドと全く同じ味付けのハンバーガーを作るよう指示したそうです。
ハンバーガーはアメリカ人にとって、日本でいうおにぎりみたいなものです。
一方、ベトナムなどの途上国ではファストフードは、中流層、富裕層だけが食べられるものです。インドでもマクドナルドは中流レストランの位置付けで、入口ではドアマンが立っていて、ドアの開け閉めをしてくれます(!!)
ニューヨークではベトナム料理のヘルシーでそこそこ高級なレストランがあります。何とも皮肉な話ですね。